パーフェクトプラン

宝島社文庫「パーフェクト・プラン」 Book 宝島社文庫「パーフェクト・プラン」

著者:柳原 慧
販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

このミステリーがすごい受賞作。
厚さの割には読みやすそうだなぁと思って手にとってみましたが、その通りの作品でした。

登場人物の女性がありえないほどヤバくて、ちょっと引きます(笑)
子供にヤバイ液体を飲ませたり、妄想に溺れたまま常軌をどんどん逸していく様に恐怖を覚えます。
犯罪物なのですが、殺人などを犯さずに誘拐と株のインサイダー取引(?)で5億円もの大金をせしめようとするストーリーには上品さを感じます。
その誘拐グループと誘拐された側、そこに全く気付かれないで絡んでいた第3の人物。そして、誘拐事件から主人公グループを追うことになった警察の特殊チーム。
それらが絡み合ってストーリーは進みます。
それが最後に見事に集約されていて、本当に読み易い作品でした。
「このミス」シリーズは本当にハズレがないですね。

ユーブック

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ギャラリーフェイク

ギャラリーフェイク 15 (15) Book ギャラリーフェイク 15 (15)

著者:細野 不二彦
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

インチキ画廊と悪名高い「ギャラリーフェイク」オーナー藤田。
しかし彼は、メトロポリタン美術館の優秀なキュレーターとして活躍していた過去が。
己の欲得だけではなく、作品の価値を正当に守ろうとする藤田の評判はどこに行っても悪いのだが・・・

作品全体に流れている雰囲気は「ブラックジャック」に近いですね。
法外な報酬を要求するが、自分の納得した相手としか商売をしない。
金だけをいくら積んでも、気持ちが動かなければ絶対に仕事はしない。

ピノコの代わりのアシスタントが、サラという中東の大富豪の娘。
ある経緯で、藤田の画廊で一緒に働く事になりその後最終巻まで活躍をします。

藤田先生が国内外の美術にこれほどの造詣があるとは全く知りませんでしたが、読んでいて本当にためになります。
開運何でも鑑定団が好きな僕には、うってつけの一冊です。

ちょいちょい登場する脇役も、個性的で光っています。
時に物語の重要な部分を担っていたりもするので、ストーリーその物でも十分に楽しませてくれます。
最終巻へのくだりはダヴィンチのモナリザについて-
この謎についての1つの仮説は、なるほどなぁと思わず関心させられました。

p>↓安く手に入れるならやっぱり古本がベストです

ユーブック

| | コメント (0) | トラックバック (3)

ラーメン発見伝

ラーメン発見伝 18 (18) Book ラーメン発見伝 18 (18)

著者:久部 緑郎
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

評価:昨今のラーメンブームの裏側というか、一杯のラーメン造りにどれだけの工夫や努力があるかが良く分かる作品です。
また、ブームの方向性や今のトレンドなども見えてしまう、ラーメンバイブルです。
もちろん読み物としても十分面白いです。

たかが、ラーメンなんて思っていたら、スープにこんなこだわりや新しい発想があったのかぁと感心させられるマンガです。これだけ本格的にラーメンを取り上げているマンガは他にないですよね。

食品会社に努める主人公が、夜はリアカーを引いてラーメン屋台を開業。
いつかは独立して自分の店を持つことが目標です。その奮闘ぶりを描いた作品なのですが、出てくるラーメンが本当においしそうで(笑)。

自分が普段何気なく食べているラーメンが、実はこんな裏話があったんだぁと肩肘はらずに読める所が、まさにラーメンっぽくていいです。
気軽に試せる作品ですので、見かけたらぜひご一読を。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

バーテンダー

バーテンダー 6 (6) Book バーテンダー 6 (6)

著者:城 アラキ,長友 健篩
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

前回のソムリエからお酒つながりで、今回は『バーテンダー』です。

原作はソムリエと同じ城アラキさん。作品スタイルも基本オムニバス形式で一緒です。

設定的なトコもほぼ似たようなカンジですね。

日本人天才ソムリエ → 日本人天才バーテンダー にスイッチしただけなんで、また同じかよって思う節もあるかもしれませんが、いやいやストーリーは更に「ギュッ」と熟成されてますから安心して下さい。

作品全体を通じる大人な雰囲気。それはバーという舞台設定のせいでしょう。つい先週まで放映していたアニメ版の方は更にそれが強調されていましたね。

落ち着いた音響、声優の語り口調、ナレーションは森本レオですし(笑)

中々バーって行きにくいぢゃないですか。それも舞台は銀座の伝統あるバーですから。

『バーテンダーは優しい止まり木ですから』

この言葉、グッと来るものありました。バーテンって呼んではイケナイんですね、知らなかったです。

ソムリエではワインでしたけど、今回はカクテルがメイン。ウィスキーとかも出てきますけど、ワインより名前に馴染みがあって覚え易いですね。これ読んでから、バーに行こうかなって気になっちゃいます。近くにあるんですよ、モノスゴイ入りにくいオーラ全快のバーが(笑)

ソムリエ同様、人と人のつながりが根底にある、心がホッと温まる話ばかりです。

本当良いです、この作品。すっかり城アラキファンですよ、もう。.

☆評価:心温まり、そして切なさも感じられる奥行きのあるストーリー。優しい気持ちになれる素敵な作品です。   

☆特にこの本がハマル特性の人

・オムニバス形式の作品が好きな方

・心温まるストーリーが好みの方

・カクテルの知識に興味がある方

・人づきあいや仕事にチョット疲れ気味な方

だまされたと思って是非手にとってみて下さい。

http://blog.with2.net/link.php?403420 → 人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (3)