からくりサーカス

からくりサーカス (43) Book からくりサーカス (43)

著者:藤田 和日郎
販売元:小学館
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文句なしのfavorite作品です!!
少年誌で、よくもこれだけの細かいディテール・伏線を張ったストーリーを練り上げたものだと、素直に感嘆、スタンディングオベーションです!!!blavo!!!

主人公才賀マサルは、いじめられっこの泣き虫少年。父を早くに亡くし、祖父に引き取られて暮らしていました。
その祖父とは、玩具メーカーとして大きな財を築き上げた才賀グループの会長。
その祖父が不可解な交通事故でなくなってから物語の歯車が急転します。
自分の身に危険が及んだら、一番近くにあるサーカスに行き、シロガネという人物を頼りなさい。
生前の祖父にそう言い渡されていたマサルは、サーカス小屋を目指します。
そこを襲って来る謎の人形を操る集団-
それを助けようとするおせっかいでお人好しな加藤鳴海。
そして、サーカス小屋にいたシロガネという女性。

こういった感じで物語はスタートします。
話が少々かったるいのは2巻まで。3巻目に突入したら、後は物語の世界に引き込まれる事間違いありません。

現れる強敵。シロガネの過去。そしてマサルの過去。
複雑に絡み合った糸が、幾重にも重なりあって、物語を重層的なモノにしていきます。

特に、フランシーヌ人形という1つの大きな敵が明確になってからは、加速度的にストーリーの深みは増し、『砂漠編』という1つの大きな段落の終了時点では完全に呆けてしまいました。
生きる事のやるせなさに包まれ、正直虚脱状態がしばらく続きました。

『砂漠編』の後からは、更にストーリーは暗部を増し、おおよそ少年誌に似つかわしくないテラテラと滑りを帯びた独特の作品世界を展開していきます。

3巻以降、マサルやシロガネを主役とした『サーカス編』と、加藤鳴海とギイ・クリストフレッシュを主役とした『からくり編』に分かれ、時にクロスオーバーしながら進んで行きます。

最終的に、「生きる事は素晴しい!」という生命賛歌に集約されるのですが、その過程に訪れる目を背けたくなるような残酷な現実-

また、敵が強い!!
そして個性的で魅力的。
ちなみに僕が一番好きなキャラクターも、敵役であったアルレッキーノという人形です。
彼が最終巻でこぼすセリフ『この世には、機械仕掛けの神もおわしたのだな』というに、たまらずオイオイ号泣しました・・・
今思い出しても鳥肌が立つからくりサーカス。
終り方も抜群に良かった・・・読み終わるのが本当にイヤでした。
「もうこれ以上の作品には出会えないんじゃないか?」
そんな想いでしばらく悲しみにくれていたのを思い出します。

しかし、また新たな喜びに出会う為に、濫読を繰り返してしまうのですけどね(笑)
人に聞かれて、必ず一番最初にオススメする本。
それが、この「からくりサーカス」です。

↓更に詳しい解説はコチラ

http://ott2.hp.infoseek.co.jp/karakuri/index.html

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ヒカルの碁

ヒカルの碁 (23) Book ヒカルの碁 (23)

著者:ほった ゆみ,小畑 健,梅沢 由香里
販売元:集英社
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評価:今更評価などいらない出来。17巻へ向けてのクライマックスの加速感。
    その後の23巻最終巻へ向けての着地点への息苦しさ。
    これほど気持ちを揺さぶられる作品には中々出会えない

なんか、今更オススメするまでもないのですが・・・
『death note』で一世を風靡された小畑健先生。でも、私は断然コチラの方が好きなんだよなぁ。

囲碁ブームまで巻き起こしたマンガなので、本当に今更大きく広げて語る必要もないと思いますが、まだ読んでない方や、death noteを読んでこの画が好きになった方に改めて。
また、そういうライトユーザーの方の為のブログでもあるので・・・

成仏しきれずに碁盤に1000年も取り付いている霊「藤原佐為」。その碁盤をじいちゃんの家の物置から発見した「進藤ヒカル」―
(この2人の出会いが、偶然ではなくきちんと意義のある物であった事が後半分かる辺りもこの作品の秀逸な所ですね)

囲碁など全く知らないヒカルですが、佐為に半ば無理矢理囲碁を打たされ続ける内に、やがて自我に目覚めて来ます。
塔矢アキラという最大のライバルとの出会い。急速に囲碁の魅力に引き寄せられるヒカル
院生の仲間でありライバルである和谷、伊角、越智。そして韓国棋院のホン・スヨン。
塔矢アキラの父である、塔矢行洋名人と佐為との対局。
様々な邂逅を経て、ヒカルは成長して行きます。やがて佐為をも超えようとするほどに・・・

大切な人との出会いと別れ。囲碁を打ち続ける事の喜びと苦しみ。
その辺の心理描写が巧みに描かれている点がこの作品をこれほどの人気たらしめたのではないでしょうか。

そして、いよいよ佐為との別れ―この辺はもう号泣モノです。もう次の日仕事したくなくなる位に凹みましたよ、私ゃ。

最終23巻。日本・中国・韓国のリーグ戦に選ばれたヒカル。
そこで佐為の事を馬鹿にされたと勘違いしたヒカルは、闘志むき出しで韓国チームの大将であるコ・ヨンハ戦に臨む。
その結末は是非、自分の目で確かめて下さい。

後半はネットなどでも大論争になり、韓国や中国からもクレームが来たりやれなんだと、原作のほった先生も大分お疲れになったと聞きます。

まだ、この作品に触れてない方は是非ご一読下さい。終わり方も受け入れるという意味でも、「death note」より良かったなぁと、今でもしみじみと思うのですが。

↓更に詳しい分析はコチラで。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/4689/go.htm

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