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大使閣下の料理人

大使閣下の料理人 12 (12) Book 大使閣下の料理人 12 (12)

著者:西村 ミツル
販売元:講談社
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評価:ただの料理漫画のスケールに囚われる事なく、作品世界全体にある心の温かさと料理への愛情・温もりが心に染み渡ります。
是非、読んでみて欲しい作品です。

こんなに面白い料理本ってない!!ってくらいハマってます。
まだ読み終えてないんですけど、毎日もう楽しみで楽しみで(笑)

 主人公の大沢公は、一流ホテルを辞め、ベトナムの日本大使館付け公邸料理人としての道を選ぶ所から物語がスタートします。
 ホテルを辞めた理由は、お客様ともっと近い位置から料理がしたいから―
ホテルでは何百人という人数の料理をこなさねばならず、まるで工場のように決められた料理をこなして行く事に追われている。
 もっと、お客様の顔が観たい。相手に心のこもった料理を提供したい。
いやぁ、素敵ぢゃないですか。

 そしてベトナムへ。日本とは全く異なる食事情。そして独自の文化。
「勇午」の時もそうですけど、時事問題とか世界情勢を含んだ話など、毎回非常にバラエティに富んでいて飽きが全く来ない。
 特に舞台は外交官が住む大使館なので、毎回ゲストは各国の要人や外交官。
フランス・アメリカ・タイ・中国・韓国・北朝鮮・アフリカ諸国と多彩な顔ぶれで、また嬉しい事に一度出たキャラクター達がチョクチョク参加してくれます
 この辺の適度なクロスオーバー感が、読み手の満足感をくすぐってくれるのかも知れません。
 また、適度に「恋愛」の要素も盛り込まれたり、「心の葛藤」があったりと、読み物としてバランス良く成立しています。
 今日現在、まだ18巻までしか読めていませんが最近では一番ガツンと来た作品なのでまだ読んでない方は是非一度・・・

p>↓安く手に入れるならやっぱり古本がベストです

ユーブック

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天牌

天牌 1 (1) Book 天牌 1 (1)

著者:来賀 友志
販売元:日本文芸社
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評価:麻雀がある水準以上打てる人なら、この作品の楽しさは2乗にも3乗にも膨らみます!そして、麻雀を知らない人が読めば、きっと麻雀を知りたくてその欲求を抑えきれないでしょう・・・

 前回のHEATに引き続き、ちょっとハードな作品をご紹介です。
タイトルからも察しが付くと思いますが、麻雀の漫画です。
 竹書房を筆頭に、世に麻雀漫画はたくさんあれど、本当の意味でクォリティが高く底知れぬリアリティを感じさせてくれる作品はほんの一握りです。
 そして、その代表格とも言えるのがこの『天牌』です。

 娯楽として楽しめるなら「哲也」「片山まさゆき作品」などもイイですね。
お酒で例えるならシャンパンとかビールって感じでしょうか?
 でも『天牌』は、ズッシリしたフルボディのボルドーワインの様に重厚感があります。

 どの漫画でもそうですけど、バイプレイヤーがしっかりしていると作品が活き々してきますよね。天牌はまさにそれが極限近くまで煮詰めてあるから面白くないワケがない。
 主人公の沖本瞬、そこに絡んでくる最強の打ち手黒沢・伊東のよっちん・遼・入星など脇役なんて失礼な呼び方を出来ない位の個性派達。この人たち1人1人でスピンオフ作品が作れます。
 ストーリー中盤以降からは更に、三国・菊田・津上・北岡などなど、もう溜まらん!!です
ため息とよだれがエンドレスです。
 読んでない人にこれを伝えるのは本当に難しいんですけど(それが仕事だろう)、そうですね~強引に例えちゃうと『ドラゴンボール』とか『スラムダンク』とかに通じるものがある!(かなり強引すか・・・)
 あんな不朽の名作と一緒にしちゃって良いのか?ちょっとハードル高すぎたかな。
いや×2、大丈夫!負けてない(と思う)

 ドラゴンボールのナメック星での攻防の頃、物凄い「ワクワク」「ドキドキ」しましたよね。
ザーボン、ドドリアと撃破したベジータ(あの頃輝いてたなぁ)。
 そのベジータが「ギニュー特選隊を呼びやがった!!」って恐れ慄いちゃうんだから、どれくらい強いんだよ、そのギニューって・・・なんて思ったら悟空は「瞬間的に出せる力はまだまだこんなもんじゃねぇ」なんて言っちゃって。
 分かりますか?この力関係。後で駆けつけたピッコロはベジータより強くなってて、もう結局誰が強いんだよッ!?なんてジタバタ手と足を振り回したくなっちゃう感覚。もう軽いトランス状態ですね。

 天牌もまさしくこれなんですよ~。
黒沢さんってのが一番強いらしいんですけど、話の途中で残念な結果が訪れてしまう。
その黒沢さんと近い力を持つのが「入星」。
 そしてまだ直接手を合わせていないが、”氷の打牌”なんて異名を持つ強豪三国、そしてその弟菊田は、脳に障害がある分シックスセンスのような秀でた感性の所有者で切り札的存在。
 更に後半現れた、波城組という組織の最強の打ち手津上-これがベラボウに強い!!
物語序盤で主人公、瞬に負け、道を違え様々な宿業と共に力を手に入れた「伊東のよっちん」と「遼」-
 あぁ、書いててうっとりしてきた(笑)彼らが卓を交える所が早く観たい!観たくて溜まらん。

 麻雀をある程度打ち込んでる人が読めば、一発で引き釣りこまれます。
それ位卓の上で起きる事にリアリティがあります。麻雀に対する取り組み姿勢の深さと、この作品の本当の満足感とは正比例します。
 麻雀をほとんど知らない人が読むと、きっと麻雀を覚えたくなるでしょう。ちょうどヒカルの碁が世に出たと同時に囲碁ブームが来た様に・・・

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HEAT

HEAT(灼熱) 1 (1) Book HEAT(灼熱) 1 (1)

著者:武論尊
販売元:小学館
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評価:ガンガン読み進められる肩の凝らないストーリー。たまにはこんなのもいかが?

 前回、講談社好きかも・・・って振っておいて、小学館!
しかもこのハードな表紙。全然系統が違いますよ(笑)。

 そうなんです。頭使う映画ばっかり観てると、たまにはジャッキーチェンとかチャーリーズエンジェルとか観たくなるじゃないですか。あれと同じです。
 HEAT。この作品はもう一言『痛快』です!
なにせ「気に入らねぇヤツは殴る!!」なんて逝っちゃってる主人公ですから。
 この主人公「唐沢」が、歌舞伎町を舞台にもうね、これでもかって位ハチャメチャやっちゃってます。
警察署長だろうとヤクザだろうと台湾や中国系のマフィアだろうとね、関係ありません(笑)ある種無差別テロです(笑)
 もうとにかく、バッチンバッチンにやっちゃう。この頭使わなさ、快感になります。
でもね、ストーリーはしっかりしてるんですよ。ヤクザの抗争・外国人同士の縄張り争いなど、ちゃんとした骨格があるんです。実は結構頭使ってます。
 だから、読めるんです。そして気付くと、ハマッてるんですね~。
 この作品上のキャラクター達もそう。主人公(唐沢)の暴れん坊将軍ぶりに心惹かれていくんですね。
 唐沢はこれぞ『男』!モロ本宮ひろ志系の男。絶対に自分の矜持は曲げない・折れない。更に頭も切れる。無茶の裏にちゃんと計算がある(のかな?)。そして強い!
 もう無敵です。お手上げっす。
何度も窮地に陥るんですが、その敵すらも内包して更に大きくなっていくんだから手に負えません。
 こんなHEATは、15巻位までは最高のヒーロー物語なんですけどねぇ・・・
何でそこで連載止めてくれなかったかなぁ。
 ここから後は読まなくていいと思いますよ。敢えてオススメはしないです。
でも15巻までは絶対必読です。池上・武論尊ワールドを堪能しましょう!

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勇午

勇午 大阪編 1 (1) Book 勇午 大阪編 1 (1)

著者:真刈 信二
販売元:講談社
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評価:世界情勢・時事問題を扱ったシリアスな展開、グッと引き付けられるストーリーはまるで一編の映画の様。

また、講談社です。今度はイブニングですか。考えてみると、講談社結構好きなコミック多いかも。

 ま、そんなワケで『勇午』です。プロの交渉人(ネゴシエーター)ってヤツですね。
絶対失敗しない敏腕ネゴシエーターなんて言うと、ガッチガチのエリートを連想したくなりますが、『勇午』は違います。
 いや、優秀なんですよ、実際。でもね、なんていうか『ヒューマニスト』というか『人間臭い』んですね。
 それがこの話をより魅力的にしてくれています。

 扱ってる話も世界の時事ネタが多いので、勉強新聞やニュースをあまり見ない人でも、何となくした気になれてお得です(笑)。もちろん、しっかり勉強しておけば更に楽しく読み進むことができるでしょう!
 パキスタンの宗教問題・香港の裏社会・IRAのテロリスト・キリストの子孫からパリ、ロシア・・・etc
いやぁ、世界を股にかける大活躍、さすが凄腕交渉人。
 「日本の話はねぇのかよ!」
 ご安心下さい。ここの所は下北半島編・大阪編と国内物ですから。

 とにかく、題材となる地域の背景や時代考証がしっかりしているので、読んでいてグイグイ引き付けられるんです。そうですね、映画を観ている感覚に近いかも知れません。
 サスペンス物のハラハラ感がこの作品にはあります。
 基本的には1~2巻ずつ位で舞台・ストーリーが終了しますので、そういう点で飽きも来にくいしとっつき易いと思いますよ。

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無限の住人

無限の住人 20 (20) Book 無限の住人 20 (20)

著者:沙村 広明
販売元:講談社
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評価: 満足!!特に前半部、ウットリするくらい面白い

頭の中に血栓蟲という蟲を埋め込まれたが故に、『死ねない身体』になった主人公の話。
って聞くと敬遠しそうな人いそうですね。

そんな食わず嫌いを吹き飛ばす位の面白さがこの作品にはあります。

最初の読後感は、手塚治虫さんの『火の鳥シリーズ』を思い出しました。
あ、読後感って言ってもまだ作品は完結してませんね。

通常、死なない主人公というと、無敵感満載のオレ様系のストーリーになりがちですが、この作品は違います。
死なない × →  死ねない ○
という風に表現した方が良さそうです。

傷を負っても死ねないだけで、血は出ますし痛みも当然あります。
逆になまじ再生能力がある為に、とんでもない激痛を耐えねばならなかったりもする訳です。
そして、主人公を取り巻くキャラクター達の設定が非常に豊で、各々が自分の宿業や過去をしっかり背負って、ストーリーを担っています。
その各々が、主人公各としてしっかりストーリーが成立している所が、この作品をより魅力的にしています。

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バーテンダー

バーテンダー 6 (6) Book バーテンダー 6 (6)

著者:城 アラキ,長友 健篩
販売元:集英社
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前回のソムリエからお酒つながりで、今回は『バーテンダー』です。

原作はソムリエと同じ城アラキさん。作品スタイルも基本オムニバス形式で一緒です。

設定的なトコもほぼ似たようなカンジですね。

日本人天才ソムリエ → 日本人天才バーテンダー にスイッチしただけなんで、また同じかよって思う節もあるかもしれませんが、いやいやストーリーは更に「ギュッ」と熟成されてますから安心して下さい。

作品全体を通じる大人な雰囲気。それはバーという舞台設定のせいでしょう。つい先週まで放映していたアニメ版の方は更にそれが強調されていましたね。

落ち着いた音響、声優の語り口調、ナレーションは森本レオですし(笑)

中々バーって行きにくいぢゃないですか。それも舞台は銀座の伝統あるバーですから。

『バーテンダーは優しい止まり木ですから』

この言葉、グッと来るものありました。バーテンって呼んではイケナイんですね、知らなかったです。

ソムリエではワインでしたけど、今回はカクテルがメイン。ウィスキーとかも出てきますけど、ワインより名前に馴染みがあって覚え易いですね。これ読んでから、バーに行こうかなって気になっちゃいます。近くにあるんですよ、モノスゴイ入りにくいオーラ全快のバーが(笑)

ソムリエ同様、人と人のつながりが根底にある、心がホッと温まる話ばかりです。

本当良いです、この作品。すっかり城アラキファンですよ、もう。.

☆評価:心温まり、そして切なさも感じられる奥行きのあるストーリー。優しい気持ちになれる素敵な作品です。   

☆特にこの本がハマル特性の人

・オムニバス形式の作品が好きな方

・心温まるストーリーが好みの方

・カクテルの知識に興味がある方

・人づきあいや仕事にチョット疲れ気味な方

だまされたと思って是非手にとってみて下さい。

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ソムリエ

Photo_2   ソムリエ  
作者 甲斐谷 忍
原作 城アラキ
集英社
オススメ度 8点(10点満点中)
結構古い作品ですよね。実際ボクも長いこと手に取ることはなかったのですが、あるキッカケから読んでみましたところ・・・
「むっちゃ面白い!!」
みるみるハマってしまいましたね。
この原作の城アラキさんの作品は本当に良いっすね。
ワイン物って事で、「どうせウンチクだらけの知識系のマンガなんちゃうん?」って思ってたんですけど、そうじゃなかった。
モチロン、これでもかって言う位ワインに対する解説もスゴイのですが、このコミックの売りはそこではなく「サーヴィスマンとしてのあるべき姿を問う」
-これにこそあるのではないかなと・・・
接客に携わる人はモチロン、職場での人間関係など、この作品から学ぶことは非常に多いですね。
ボクも実際考えさせられるトコロありましたもん。
ソムリエである主人公は、来店されたお客様を観察し、どういった飲み物を提供すべきかを常に考えてるんですね。
お仕着せではなく、相手の立場に立ってです。
例えば「スーツのパンツのしわを見て、飛行機の長旅だったのだろうか?身体も疲れていて、こんな時には重たいワインを飲んでも美味しく感じて頂けないだろう」
と言った具合にです。
※この辺、新潮社コミックバンチ連載「コンシェルジュ」とかと一緒かも。
導入部の1~2巻は、ちょっと主人公をスーパーマン化しようとしたんかなぁと言う部分も見受けられますが、それ以降はグイグイ引っ張られる内容です。
と、言う事で働く全ての方に読んで頂いて欲しいなという作品です。
特にサーヴィスに感心のある方は必携です。
次のレヴューの「バーテンダー」も同じく城アラキさんが原作なのでご一緒にどうぞ・・・
☆なお、採点はあくまで自分の主観ですので悪しからず。
☆この作品が特にハマリそうな特性の方
 ・感動するエピソードが好きな方
 ・1話完結のオムニバス形式の作品が好きな方
 ・サーヴィス業に従事されている方
 ・ウンチクとか雑学に興味のある方
 ・ワイン好きな方

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